日本の部位別がん死亡者数、男性2位・女性1位のがんとは!?早期発見のためにやっておきたい検査を医師が解説

-
「痛そう、怖そう」というイメージがある大腸カメラ。実は、痛みなどの負担を軽減するコツがあるとご存じでしたか。
大腸カメラの必要性と受け方のコツなどについて、胃・大腸内視鏡検査の専門家で、ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニックの院長である、粟田裕治氏に話を聞きました。Q.大腸カメラとはどのような検査ですか
大腸カメラとは、肛門から内視鏡(先端にカメラのついた管)を挿入して、大腸内部を観察する検査です。
大腸カメラは、大腸の中を空っぽの状態にして行います。そのため、検査の3~5時間前から腸管洗浄剤といわれる液体の下剤を1.5~2L飲んで、大腸内の便を全て出しておく必要があります。
内視鏡に器具を通すことで、検査中に大腸の組織の一部を採取する(生検)こともできます。採取した組織は、顕微鏡で詳しく調べる検査(病理検査)に出します。別の器具をつければ、大腸にあるポリープの切除も行えます。
検査時間は10~15分程度のことが多いです。複数のポリープ切除があったり、内視鏡の挿入に時間がかかったりすると、20~30分程度要するケースもあります。