すっきりのはずが、頭がぼんやり…?コーヒーの飲み過ぎで起こる意外な健康トラブル

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頭がすっきりするイメージがあるコーヒーですが、飲み方によっては「頭がぼんやり」することも。
コーヒーの効果や上手な飲み方などについて、パーソナルトレーニングジム「Dr.トレーニング」のトレーナーで、管理栄養士の資格を持つ高橋美空氏に聞きました。Q.コーヒーが体にいいとされる理由はなんですか
コーヒーがいいとされるのは、 コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸というふたつの成分に、 体にうれしい働きがあるからです。
それぞれの成分の特徴は、以下の通りです。
・カフェイン:カフェインには脳を刺激する作用があります。コーヒーを飲むと頭がすっきりし、 集中力や注意力が高まりやすくなります。また、 運動の前に飲むと、スタミナの持続や脂肪燃焼のサポートが期待できます。
・クロロゲン酸: クロロゲン酸は、コーヒーに多く含まれるポリフェノールの一種です。体の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化や生活習慣病の予防に役立つとも言われています。クロロゲン酸は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えるという報告もあります。
さらに、日常的に適量のコーヒーを飲んでいる人は、心臓病・脳卒中・糖尿病・肝がん・大腸がんなどの発症リスクが低くなるという研究結果もあります。
ただし、コーヒーの摂取が直接的に病気のリスクを下げるわけではないので、注意が必要です。