もふもふの毛並み、黒目がちな瞳、大きくて凛々しい姿。そんな秋田犬たちが働く（!?）事務所と、彼らを慈しむ秋田県の人たちに会ってきました。

SNSで話題！「秋田犬の市役所」こと秋田犬保存会の犬たち

秋田県大館市内のごく普通の事務所。机に向かう職員の足元には……なんと大型犬！のーんびり寝そべったり、おやつをもらったり。表情豊かな秋田犬たちが“職員”をしている秋田犬保存会（通称あきほ）の日常はSNSで発信され、世界中をメロメロに。Xのフォロワー数は現在17・3万人とその人気ぶりがうかがえます。
秋田犬保存会は秋田犬の普及や血統を守る活動をする公益社団法人で、現在ここにいる犬は週3勤務の銀・くろべえと週5勤務のわさび。事務所では血統書の発行をしたり、保存会の会員が子犬連れで犬籍（人間でいう戸籍）登録に来たり、いわば秋田犬の市役所のような場所。3階には博物室もあり観光客も訪れることができます。

銀（右）
8才の赤毛の雄。社交的な性格。7年前大館保健所に迷い犬として保護されたが、縁あって秋田犬保存会の元事務局長・佐々木隆さんの家の子に。平日の月水金に出勤。

くろべえ（左）
9才の虎毛の雄。銀と同じく佐々木さん家の子。ちょっぴり神経質なところもあるが、飼い主に忠実。銀とも佐々木家の猫とも仲良し。平日の月水金に出勤。