ふとんのジメジメ・悪臭は天日干しで解決しない!梅雨時季の盲点と対策を気象予報士が解説
2024年7月4日
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湿気が多い梅雨の季節、ふとんがなんだかジメジメしたり、いや~な臭いがしたりするのは、湿度の高い梅雨だからしかたない…なんて思っていませんか?
じつはそれ、湿度だけの問題ではないんです。
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、ふとんのジメジメ・悪臭の本当の原因と対策を解説します!ふつうに寝るだけで汗をかく
自分はそんなに寝汗をかかない…そう思っている人も多いかもしれませんが、そもそも人間はふつうに寝るだけでけっこう汗をかいています。一晩でだいたいコップ1杯分、約200mlです。
とくに熱でうなされていなくても、あるいは特別暑い日でなくとも、コップ1杯分くらいの汗はかいているわけです。
もしコップ1杯分の水を床にこぼしてしまったら、拭き掃除がかなり大変ですよね。そのくらいの量の汗を、寝具は毎晩吸い取ってくれているのです。ふとんを干しても塩分は抜けない
寝ている間に汗をかいてふとんが湿っても、干せば乾くでしょ?と思われるかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
みなさんご存じのとおり、汗には塩分が含まれています。
そして、ふとんを干したときに蒸発するのは、水分だけ…つまり塩分はそのままふとんに残るのです。
さらに残念なことに、塩分は湿気を吸収しやすいという性質があります。
そのため、ふとんを干すだけだと塩分によってベタベタ・ジトジトしてしまい、カビが生えてしまったり、ダニが増えやすくなってしまったりするのです。
もちろんふだんから湿気はふとんの大敵ですが、とくに日々の湿度が高くダニの繁殖もしやすい梅雨時季は、いつも以上にリスクが高くなってしまいます。