自販機がCO2を「食べる」ってどういうこと!?今週の気になるSDGsニュースをお届け【39SDGs WeeklyNews】
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SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。人々が安定して暮らしていくために定められた、2030年までに達成すべき具体的な目標を指します。
サンキュ!読者のみなさんも、SDGsについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のSDGs情報をご紹介する連載「39SDGs WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の植松愛実がお届けします。特許取得の技術!「CO2を食べる自販機」普及を目指すコラボ企画
出典:PRTIMES自動販売機はいつでもどこでも利用できて便利な反面、24時間ずっと電気がついていることもあって環境に悪そう…というイメージを持つ人も多いのでは。そこで、全国に約26万台の自販機を展開するアサヒ飲料が開発したのが、「CO2を食べる自販機」です。
特許も取得しているこの自販機は、商品取り出し口の裏にCO2吸収材を取りつけ、吸収したCO2は肥料やコンクリートの製造に利用される、という仕組み。そもそも自販機というのは、つねに外の空気を吸い込んで商品の冷却や加温をしているので、空気を吸い込むついでに効率的にCO2を吸収できるのです。
2023年から実証実験が行われていたのが、このほど本格運用にあたり、環境にやさしい家具をつくるメーカー・くろがね製作所とのコラボレーションを実施。さまざまな施設への「CO2を食べる自販機」の設置について提案を行います。みなさんの周りでも、「CO2を食べる自販機」が増えていくかもしれません!