校長先生が毒見?学校給食の知られざる「検食」ルールとは
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学校生活の楽しみのひとつともいえる学校給食。子どもたちの食の安全を保つために、配膳される前に「検食」するというルールがあるのをご存じですか?今回は、検食がどのように実施されているのかを解説していきます。
校長先生が「検食簿」をチェックしている!?
検食は学校給食法において定められた「学校給食衛生管理基準」に基づき、責任者がおこなうものとされています。具体的には、食事に有害物質や異物が混入されていないかを、料理をバラバラにして中身を確認。さらに充分に加熱されているか、異味・異臭がないかなどの食品衛生点検を実施します。
また、1食分の量が適当か、天気・気温・味付け・香り・彩り・子どもたちの嗜好への配慮までもチェックし、検食簿に記入する役割もあります。検食は子どもたちが給食を食べる30分前までにおこなう決まりになっており、意外にも多くの学校で校長先生が担当しているそう。
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