春野菜はなぜおいしい?意外なワケとかしこい食べかたを野菜ソムリエが解説

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菜の花やアスパラガス、スナップエンドウなど、春に旬を迎える野菜には人気の高いものが多く、春ならではの特徴ある味や香り、食感の野菜が多いですよね。
じつは春野菜がおいしいのには、春の気候ならではの理由があり、なかには意外と複雑なしくみも…!?
そして、その理由を知ることでより一層、春野菜をおいしく&かしこく食べることができるのです。今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが解説します!「やわらかい」には理由があった!
春は、寒かった冬が終わって一気に気温が上がる時期。とくに地面付近では、日照時間が長くなった太陽の光をあびて、いち早く温度が上がり始めます。すると、植物の成長スピードもグンと上がることに。
一般に植物は茎や葉が大きくなるとき、伸びる→固く丈夫になる→伸びる→固く丈夫になる…をくり返しますが、一気に成長している最中にタイミングよく収穫することで、やわらかい状態でいただくことができるのです。