お米を健康的に節約する春の薬膳の知恵

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お米の価格高騰で「お米を食べたいけれど頻度を減らしている」「子どもが食べ盛りでお米がすぐなくなるから家計が圧迫されている」といったことはありませんか?
今回は、看護師・薬膳師などの資格をもつ薬膳ナースけいこさんが、春の薬膳の知恵を使って健康的にお米を節約する方法をお伝えします。デトックスしながらお米の節約
寒い冬には、人間は水分や脂肪、老廃物などを体内に溜めこむという性質があります。この老廃物などをデトックスしてくれる力があるのが、春の山菜です。
春の山菜といえば、ウド、タラの芽、フキノトウ、ワラビ、セリ、ツクシなどが代表的です。程よい苦みがクセになり、ご飯と一緒に炊き込むことで、ちょっとしたかさ増しにもなります。
春の芽吹きに備えて力を蓄えていた山菜の食材パワーを借りるだけでなく、鮮やかな緑が食卓に並ぶと、穏やかな気持ちになりますよね。春の定番食材でお米を節約
春の定番といえば「たけのこ」です。炊き込みご飯の具材としてもおなじみで、たけのこご飯を毎年楽しんでおられる家庭もあると思います。タケノコがたっぷり入ったご飯はホクホクして味わい深く、ボリュームも満点ですよね。
薬膳では、タケノコは
・体内の余分な熱を冷ます
・痰や咳を和らげる
・むくみを和らげる
・便秘を改善する
力があると考えます。
あく抜きなどで、手間がかかる印象がありますが、下処理を終えたタケノコが市販されていることもあるので、活用してみると時短になりますよ。