
マヨネーズとケチャップは似たような形状の容器に入っているので、両方とも冷蔵庫に逆さに立てて入れている…という人も多いのでは。しかし、じつはマヨネーズとケチャップのうち片方は「逆さNG」って知っていましたか?
また、使いかけのチューブに空気を入れて置いておくのがよいかどうかも、マヨネーズとケチャップで違いがあります。出張料理人としてさまざまな家庭の冷蔵庫を見てきたライター・植松愛実が、マヨネーズとケチャップの保存方法の決定的な違いを解説します!
逆さNGなのは…

形も大きさも同じようなチューブに入っている、マヨネーズとケチャップ。しかし冷蔵庫で保存するうえで決定的に違うのは、マヨネーズは逆さにしてOKでもケチャップは逆さNGであること。というのも、ケチャップは容器を逆さまにして保存すると、液体部分がもれ出てしまうことがあるため。
マヨネーズであれば「乳化」と呼ばれる状態になっているので、極端な低温や高温でなければ分離しませんが、ケチャップは「乳化」ではなく、ただ材料が混ざっているだけの状態です。しかもケチャップに含まれるトマトの水分はほかの成分より重いため、重力によって下へ下へと向かい、最終的にはフタのすきまからもれてしまうことも。
そのため、一度開封したケチャップはフタを上にして保存しましょう。実際にメーカー各社のホームページにも、保存するときは「フタの側を上に」と書かれています。