
発酵食品は、発酵という微生物による反応が起こることによって、おいしさを高めてくれるというメリットがあります。
そんな発酵食品ですが、発酵すればするほどおいしくなるものなのでしょうか?
この記事では、発酵食品の種類、発酵食品がおいしくなる仕組み、賞味期限前後のおいしさの変化について、管理栄養士のゆかりさんに詳しく紹介してもらいます。
発酵とは?おもな発酵食品の種類
発酵とは、微生物のはたらきによって食品の一部が化学反応を起こし、うま味が増えたり栄養素が高まったりする現象です。似たようなものに腐敗がありますが、この場合はおいしさが低下したり食中毒のリスクが伴ったりすることがあります。
また、食品を発酵させることにより、保存性を高め、腸内環境の改善・抗酸化作用などの健康効果も期待することができるという特徴も。
発酵を促す微生物には、乳酸菌、納豆菌、酢酸菌、酵母菌、カビなどがあります。これらによってつくられる一般的な食品は、つぎのとおり。