サンキュ!
ごぼう

秋から冬に向けて出荷量が多くなる、ごぼう。寒くなってくるとごぼうなど根菜類の入った、ほっこりした煮物が恋しくなりますし、年末にはおせち料理のために買う人も多くなりますよね。

ごぼうは地味な野菜のイメージがあり、あまり細かい調理方法を気にしたことがない人も多いかもしれませんが、意外と「もったいない」食べかたをしている人も!?今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ごぼうの「もったいない」食べかたとおすすめ解決策を教えてもらいます。


きんぴらを作るのに水にさらしたら「もったいない」!


きんぴらごぼう

ごぼうを調理するときは、せん切りやうす切りにした状態で水にさらし、アク抜きをすることが多いと思います。ごぼうはそのままではアクによって仕上がりが黒っぽくなってしまうので、ごぼうサラダや色のうすい煮物などに使う場合はアク抜きが必要です。

一方で、きんぴらごぼうのように、もともとの濃いめの茶色に仕上がる料理であれば、その必要がありません。ごぼうは水にさらすことでポリフェノールなど大事な栄養が逃げてしまうので、水にさらさずに調理することで栄養面でもよいだけでなく、手間も減らせるので一石二鳥ですよね。

ちなみに、ごぼうは水にさらすよりも酢水にさらすほうが、ポリフェノールの減少をおさえることができます。水にさらすより少し手間は増えますが、栄養を逃がさずきれいな色に仕上げたいときはおすすめです。


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