
秋から冬にかけて多く出回る里芋は、ほどよいねばり気とホクホク感がたまらない、冷え込む季節の素朴なごちそうですよね。
里芋はシンプルな調理をすることが多いので、調理方法にとくに良し悪しもないのでは…と思いきや、意外と「もったいない」食べかたをしてしまっている人も!?今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、里芋の「もったいない」食べかたとおすすめ解決策を教えてもらいます。
皮をむいてから茹でるのは「もったいない」!

里芋を茹でて食べるとき、どんな順序で作業をしているでしょうか。皮をむいてから茹でる場合と、茹でてから皮をむく場合があると思いますが、野菜ソムリエのおすすめは圧倒的に「茹でてから皮をむく」です。
里芋は生の状態でもぬめりがあるので、茹でる前に皮をむこうとするとツルツルすべってむきづらいですが、茹でた状態であれば包丁を使わず手で簡単にスルンとむけます。さらにむきやすくしたい場合は、里芋の頭とおしりを少しだけ切り落とした状態で茹でてみてください。
ちなみに茹でた直後の里芋はかなり熱いので、ザルの上で冷ましてからむいてくださいね。