
秋から冬にかけて、旬をむかえて栄養価も高くなるブロッコリー。ビタミンBやビタミンCのほか、鉄分やスルフォラファンといった幅広い栄養素が含まれ、近年注目されている野菜のひとつですよね。
ここまで栄養豊富なブロッコリーですが、ちょっとした「もったいない」調理法によって、その栄養を逃してしまっているかも!?今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ブロッコリーの「もったいない」食べ方とおすすめ解決策を教えてもらいます!
上から包丁を入れたら「もったいない」!

ブロッコリーを小房にわけようとして切るとき、先端の緑色のつぶつぶ(つぼみの部分)がボロボロとくずれてしまうことがありますよね。この原因で多いのが、鮮度の悪いブロッコリーを使っている場合と、上から包丁を入れてしまっている場合です。
ブロッコリーを小房にわけるときは、下から切りましょう。まずは芯と茎の間あたりでいったん切り(木の幹から枝を切り離すイメージ)、それだけでは大きい房については茎の根元側から(芯に近かったほうから)包丁を入れて切っていきます。
できれば、包丁で少し切れ目を入れたあと手で裂くようにすると、一番くずれにくいですよ。ブロッコリーはつぼみの栄養価が非常に高いので、1粒でも捨てるのは「もったいない」ですから、ぜひ試してみてください。