「枝豆」を食べすぎるとどうなる?安心して食べられる量について管理栄養士が解説
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枝豆に含まれる栄養素には、健康によい作用を持つものが多い反面、とり方を間違えてしまうと体調をくずす危険性もあるのだとか!
管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、枝豆の食べ方によって体にどのような悪影響が及ぶのかと、1日に食べてもいい量の目安について紹介してもらいます。疲労回復やアンチエイジングに!枝豆を食べる「メリット」
枝豆は大豆が熟す前のやわらかい状態で収穫され、ゆでるなどの加熱をして食べられています。独特のうま味や香りがあり、塩気をきかせてお酒のつまみとしてもよく食べられています。
さやのうぶ毛の色や、豆の薄皮の色によって、青豆(白毛豆)、茶豆、黒豆といった品種に分けられます。一般的には、青豆が枝豆として多く出回っていますよ。
そんな枝豆には、たんぱく質や脂質が多く含まれています。そのほかにも、次のような栄養素も豊富です。
・葉酸
・ビタミンK
・銅
・ビタミンB1
・食物繊維
・ビタミンC
これらには、貧血を防ぐ、丈夫な骨をつくる、正常な免疫機能を保つ、エネルギーをつくり出す、腸内環境を整える、老化や日焼けを防ぐなどといった働きが期待できます。
そのほかに、アミノ酸の一種であるメチオニンも野菜(※)の中では多く含まれています。
メチオニンは、ビタミンB1やビタミンCと一緒に肝臓でアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれる役割があります。それが理由で、お酒のつまみとして枝豆がよく登場すると考えられています。
また、コレステロールを減らたり、免疫力を高める成分に変化することも知られています。薬剤として、肝機能を改善したり、炎症やアレルギーを抑えるために使われることも。
このように、枝豆を上手にとり入れることで健康増進だけでなく美容にもよい影響が期待できるでしょう。
※……栄養分野では完熟した大豆は豆類ですが、未熟な状態で食べられる枝豆は野菜に分類されています。