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じつは避けたほうがいいかも?野菜のプロが教えるさつまいもの「もったいない」食べ方

  • 甘くてホクホクのさつまいもは、子どもにも大人にも人気の高い野菜のひとつですよね。でも、せっかくさつまいもを買ってきて調理したのに、思ったほど甘くなかった…なんて経験のある人もいるのでは、それ、もしかしたら「もったいない」調理法のせいかも!?

    今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、さつまいもの「もったいない」調理法とおすすめ解決策を教えてもらいます!


    沸騰させてから煮るのは「もったいない」!


    さつまいも

    さつまいもが甘いのは、さつまいもに含まれるでんぷんが、加熱によって糖に変わるためです。ただ、でんぷんから糖への変化は、高温すぎる環境ではあまり起きないのです。

    さつまいものでんぷんが「麦芽糖」と呼ばれる糖に変わる温度の目安は、だいたい55℃から70℃くらい。つまり、この温度帯ができるだけ長く続くことが重要です。

    もし、さつまいもを煮たり茹でたりする際に、水や調味料を沸騰させてからさつまいもを投入すると、100℃前後の状態で調理することになり、さつまいもの甘さを十分引き出せない「もったいない」状態に。そのため、最初からさつまいもを入れてから鍋を火にかけるようにして、できるかぎり55~70℃付近の温度が長く続くようにしましょう。

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