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「キムチ」を食べすぎるとどうなる?知っておきたいキムチのメリット&デメリット

  • キムチに含まれる栄養素には、健康によい作用を持つものが多い反面、とり方を間違えてしまうと体調をくずす危険性もあるのだとか!

    管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、キムチの食べ方によって体にどのような悪影響が及ぶのかと、1日に食べてもいい量の目安について紹介してもらいます。


    免疫力アップや腸内環境改善に!キムチを食べる「メリット」


    キムチとは、白菜などの塩漬けした野菜などに、塩、唐辛子、にんにく、塩辛などを一緒に漬け込んで発酵させた韓国の家庭料理の一種です。食材、つくり方、地域などによって200以上の種類があると言われています。

    塩気、辛味、うま味、甘味などが感じられ、本場韓国では白菜の収穫期に家族や親せきが集まり、大量のキムチを漬け込むのが冬の風物詩となっているんだとか。

    そのままおかずとして食べるのはもちろん、ピビンパ(ビビンバ)や冷麺などの韓国料理にトッピングとして使われたり、チヂミに混ぜて焼くなどのさまざまなシーンで使われています。

    そんなキムチには、おもに次のような栄養素が比較的多く含まれています(※)。

    ・ビタミンK
    ・ビタミンC
    ・ビタミンB6
    ・食物繊維

    これらには、骨を丈夫に保つ、ストレスや風邪などの抵抗力を高める、正常な免疫機能を保つ、便通を促す、腸内環境を整える、などといった働きが期待できますよ。

    そのほかに、発酵食品のため乳酸菌が豊富に含まれているという特徴もあります。

    乳酸菌は、腸の中まで運ばれると大腸菌などの悪玉菌の繁殖を抑えて、腸内菌のバランスをとる作用が知られています。腸内で善玉菌が増えることで、ウイルスや病原菌に対する免疫力を高めることも期待できますよ。

    このように、キムチを上手にとり入れることで健康増進だけでなく美容にもよい影響が期待できるでしょう。

    ※……日本食品標準成分表(八訂)増補2023年版に収録の「白菜キムチ」のデータを引用。

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