食中毒は夏だけじゃないの?じつは多い冬の食中毒を解説
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食中毒といえば、夏の暑い時季に起こるものと思うかもしれません。でも、実は冬の食中毒も決して少なくはありません。
そこで今回は冬に発生しやすい食中毒の原因とその注意点について、暮らしスタイリストとして料理をはじめ、家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに伺いました。食中毒は夏だけじゃないの?
食中毒の原因となる主なものに細菌とウイルスがあります。高温多湿な日本の夏は細菌の繁殖が活発になるため、細菌性の食中毒が起こりやすい一方で、冬はウイルス性の食中毒が多く発生します。中でもノロウイルスによる食中毒は、年間の食中毒患者数の約半分を占めており、その多くは冬に起こります。
また、魚介類に寄生するアニサキスなどによる寄生虫からの食中毒、きのこやふぐなどによる天然毒の食中毒、化学物質による食中毒は、季節を問わず発生するものなので、決して夏だけ注意すればいいというものではありません。
今回は特に冬に注意するべき食中毒の原因について、3つ紹介します。