体がむくんだり、筋肉が弱るリスクも!?不足すると怖い栄養素って?
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健康を維持したり、病気の予防に欠かせない栄養素。その中でも、「カリウム」にはどういった働きがあるのかご存じでしょうか?
必要量が足りているからこそ、わたしたちは当たり前に毎日を過ごせるのですが、不足してしまうといくつものデメリットが出てくることに……。
管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、カリウムが不足することでどのようなことが起きるのかと、効率よくとるための食べ方について紹介してもらいます。カリウムの働きとは?
カリウムとは、水に溶け出しやすいミネラルの一種です。
幅広い食品に含まれており、わたしたちの体内には0.2%ほど含まれています(体重50kgの場合、100g相当)。これは、ミネラルの中ではカルシウムやリンに次いで3番目に多い量で、そのほとんどが細胞内に存在しています。
そんなカリウムの働きは、おもにつぎのとおり。
・細胞内の浸透圧やpHを維持する
・神経や筋肉の働きを正常に保つ
・細胞内の酵素反応を調節する
・余分なナトリウムを排泄して血圧を正常に保つ
カリウムには全身の細胞に関わる働きがあり、健康維持のみならず生命維持にも欠かせない栄養素となっているのです。