
例年5月頃から出荷量が増え、梅雨が終わる頃までの短い期間、旬をむかえるさくらんぼ。店頭にならぶツヤツヤのさくらんぼを見るとつい買いたくなりますが、リンゴやミカンと比べやや値が張るので、買うなら失敗したくない!と思いますよね。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、さくらんぼを買うときぜひ見てもらいたいポイントを解説してもらいます!
まずは大きさ・色・ハリを確認!

おいしいさくらんぼを見分けるための最初のステップは、大きさ・色・ハリをチェックすること。繊細なさくらんぼをさわらなくても、パッケージの外側から見て確認することができます。
まず大きさは、できるだけ大きいものがおすすめ。フルーツのなかには大きすぎると味がうすかったり甘さが足りなかったりするタイプのものもありますが、さくらんぼに関しては大きいもののほうが甘い確率が高いです。
また、色は濃いものを選びましょう。一般的なスーパーにもっとも多く並ぶ「佐藤錦」という品種のさくらんぼは朱色に近い赤色が特徴。そのほかの品種も赤と朱の中間くらいの色が多いですが、「紅さやか」という品種は少し黒みがかった赤が熟している証拠です。
最後に、全体がぷっくりしてハリのあるものを選びましょう。鮮度が落ちてくると、だんだんハリがなくなり、ツヤ感もなくなってきてしまいます。