
梅雨時期から夏にかけて旬をむかえる桃は、人気のフルーツでもある一方で、上手に食べるのがむずかしいと感じている人もいるのではないでしょうか。実際、野菜のプロからすると、じつは「もったいない」食べ方をしてしまっているケースも多いのだとか。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、桃の「もったいない」食べ方とおすすめの解決法を教えてもらいます。
熟す前に食べたら「もったいない」!

桃は買ってきてすぐの段階では、まだ熟しておらず食べごろになっていないことがあります。そのため、室温で2~3日置いて追熟させてから食べるとちょうどよいことが多いのです。
桃が熟したかどうかを見きわめるには、ヘタのまわりをやさしくさわって確かめましょう。桃は熟す際、おしりのほうから順にやわらかくなっていき、最後にヘタまわりがやわらかくなるので、ヘタの周辺がやわらかければ追熟完了です。