
初夏から夏本番、そして秋口まで出荷量が多く、旬が続くピーマン。さまざまな料理に使えるので、高い頻度で買っているという人も多いのではないでしょうか。
スーパーでピーマンを選ぶとき、どこに注目していますか?じつはふだん見逃しがちなところにおいしさの情報が詰まっているかも…!今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ピーマンの選びかたのコツを教えてもらいます。
じつは情報源!まずはヘタを見よ

ピーマンの鮮度が落ちて傷んでしまうときは、ヘタの周りから順に黒ずんでいきます。つまり、ヘタやその周辺が黒く変色していないかをチェックすれば、傷んでしまったピーマンを選ばずに済むのです。
スーパーの売り場では、基本的には傷んだものから撤去されていきますが、ピーマンはたいてい袋に入れられて並び、袋の上からだと側面はよく見えてもヘタが見えづらいことが多いため、たまに見逃されて残っていることもあるので要注意です。
ちなみにピーマンのヘタは、よく見ると五角形のものと六角形のものがあり、まれに七角形のものもあります。これはピーマンの実ができる前の花びらの枚数と一致するのですが、一般に花びらが多いほうが栄養をたっぷり取り込んでいる傾向に。そのため、ヘタの角数が多いものを選ぶと、糖度が高く苦味が気になりにくいピーマンに出会える確率も高くなります。