
健康を維持したり、病気の予防に欠かせない栄養素。そのなかでも、「ビタミンB1」にはどういった働きがあるのかご存じでしょうか?
必要量が足りているからこそ、私たちは当たり前に毎日をすごせるのですが、不足してしまうといくつものデメリットが出てくることに…。
管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、「ビタミンB1」が不足するとどのようなことが起きるのかと、効率よくとるための食べ方について紹介してもらいます。
「ビタミンB1」の働きとは?
「ビタミンB1」とは、水に溶けやすい性質(水溶性)を持つビタミンの一種です。腸で吸収され、とくに神経や筋肉などで多く使われます。
また、食品に含まれるだけではなく、一般的な栄養ドリンクに配合されることも。
そんな「ビタミンB1」の働きは、おもに次のとおり。
・糖質の代謝を促し、エネルギーを効率よくつくる
・心臓や筋肉の機能をサポートし、疲労回復を助ける
・脳や神経の正常な働きを維持する
ビタミンB1は、食事の糖質から生命活動や日常動作を行うために必要なエネルギーをつくるために欠かせない栄養素となっています。エネルギーが充足することで疲労を防ぎ、運動時のパフォーマンスを維持したり、日常的に集中力をアップさせたりすることにも役立ちますよ。
このようなことから、「ビタミンB1」が体内で果たす役割はとても大きいと言えるのです。