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どうして雷は光るの?雷ってそもそも何??意外と知らない天気の豆知識を気象予報士が解説

2024年6月18日

  • 梅雨や台風の大雨にともなう雷や、晴れた日の夕方に突然雨とともに発生する雷。これからの時期は、全国的に雷に遭遇することが増えていきますが、そういえば雷って、どうして光るのでしょうか。また、雷はなぜ危険なのでしょうか。子どもに聞かれたら、答えられますか…?

    今回は、気象予報士・防災士として活躍する植松愛実さんに、雷の意外な正体を教えてもらいます。


    雷の正体は意外と身近なものだった!


    静電気で遊ぶ子ども
    lakshmiprasad S/gettyimages

    雷の"もと"となるのは、「静電気」です。静電気と言えば、筆者も子どもの頃によく、頭にプラスチックの下敷きをこすりつけて発生した静電気で髪の毛を浮かせて遊んでいました。静電気は乾燥した冬に着がえるときにもバチッ!となって困りものですが、このとき暗い部屋で着がえると、バチッ!という瞬間に小さく光るのがわかります。雷の光は言わば、この光の大きいバージョンなのです。

    髪の毛とプラスチック下敷き、あるいは衣服と衣服など、モノとモノとがこすれあって発生する静電気ですが、雷のもとになる静電気はいったい何がこすれあっているのでしょうか。

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