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「将来、海外の大学で勉強するのが夢」どんな準備が必要?かかる費用は?

  • 海外の大学で勉強するために!渡航費や生活費など、留学って、どんな準備が必要?親世代の頃からどんどん変化する学校教育、ついていけていますか?今どきの教育・進学事情や新しい教育用語を、専門家にインタビュー取材します。


    <教えてくれた人>
    ・教育スペシャリスト 辻村慎乃介さん
    ベネッセ海外進学・グローバル教育事業責任者。世界の大学受験に精通し、海外進学指導の実績は1万2500件以上。自治体の海外進学プログラム支援等も行う。自身も英国の修士号(MBA)を取得。

    ・ジャーナリスト 宮本さおりさん
    夫の米国留学で新聞記者から専業主婦に。帰国後、子育て・教育分野を中心に執筆。『データサイエンスが求める新しい数学力』(日本実業出版社)著者。大学生と中学生の母。


    Q 将来、海外の大学で勉強するのが夢です。どんな準備が必要?


    グローバルビジネス留学教育の概念モデルの地球儀の卒業帽子、木製の白い背景に鉛筆を持つ本。卒業おめでとうございます、研究は成功につながります。学校に戻る
    smolaw11/gettyimages

    A 奨学金制度や英語検定について調べておくことが大切です。

    海外大へ進学を希望する際は「学費などの経済面」と「卒業後の進路」を必ず考えてください。英語圏の4年制大学の学費はだいたい年間300万円から1000万円、アメリカのアイビー・リーグなどの有名私立大ではそれ以上にかかるところも。そのため海外大進学者の多くは給付型の「奨学金」を利用しますが、受給資格を得るのはかなり狭き門です。

    奨学金を申請するにあたっては、学力だけでなく「卒業後に何をしたいか」という将来のビジョンを問われることが多いです。なんとなく留学したいではなく、「何のために留学するか」を明確にし、卒業後の進路を見据えた大学選択をすることが肝心になります。

    もちろん、金銭面だけでなく語学の準備も必要です。世界のトップ50位までの大学を狙うのなら、TOEFLスコアは100点から120点が目安。これは、英検1級取得者でも厳しいレベルです。また、日本ではあまりメジャーではありませんが、英語圏の海外大受験で最も使われている英語検定は、IELTSやTOEFLになります。自分の進学したい大学に合わせた英語検定の準備が必要です。

    アメリカの大学を目指すのであればSAT(アメリカの高校生が受ける大学進学のための標準テスト)のスコアが必要な場合もあるため、計画的な受験準備が求められます。

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