カイロは体のどこに使うべき?平常時も災害時も役立つ気象予報士・防災士のライフハック
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寒い時期、電気もガスも使わずに体を温めてくれるカイロは、ふだんの外出から災害時まで幅広く役立つうれしいアイテムですよね。いつも何となく使っているカイロですが、体のどの部分に使うのが一番効果的なのでしょうか。
今回は、気象予報士・防災士・野菜ソムリエとして活躍する植松愛実さんに、カイロを100%活用するコツを教えてもらいます。外出時は「寒さの種類」を重視
ひとくちに「寒い」と言っても、寒さにはさまざまな種類があります。
たとえば、晴れていて気温はさほど低くないのに風が強くて寒く感じる「風冷え」。あるいは、ひたすら気温が低いことで厳しい寒さとなる「底冷え」もあります。
「風冷え」の場合は、風をシャットダウンするのを優先したいので、首元にカイロを使うのがおすすめ。首のうしろにカイロを貼って上からマフラーを巻けば、体感温度がぐんと上がります。
「底冷え」タイプの場合は、一番冷える足元に使うと効果的。足首のうしろ側にカイロを貼ると、首のうしろと同様に血管が多く集まっている場所ということもあり、効率的に血行をよくして体温を上げることができます。