やっかい者は「花粉」だけじゃない!春に向けて気をつけたいモノを気象予報士とチェックしよう
2024年2月13日
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立春を過ぎる頃になると、全国的に花粉の飛散が本格化し、街中にもマスクをする人が増えます。しかし、これから春に向けて日本の大気中に増えていくのは、じつは花粉だけでありません。
今回は、気象予報士・防災士・野菜ソムリエとして活躍する植松愛実さんに、花粉症じゃない人も今ぜひ気をつけたいモノを解説してもらいます。春のやっかい者「黄砂」
黄砂は、春を迎えて中国大陸で低気圧が発達するようになると、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などで大規模な砂あらしが発生し、その砂が偏西風に乗って日本にもやってくる現象です。
黄砂の粒は花粉よりも1ケタ小さいため、衣服の繊維に入り込んでしまい、花粉のように外干しした洗濯物を手ではらうだけでは取れません。
おまけに砂漠の砂にはガラス質の物質も含まれているため、吸い込むとのどを傷めてしまいますし、車に積もった黄砂をふき取ろうとするとキズをつけてしまいます。
現代の天気予報技術では黄砂の飛来を事前に予測できるため、この時期は天気予報で黄砂もしっかりチェックしましょう。