サンキュ!

ものづくりがしたくて転職した会社が倒産。次の会社は妊娠で退職。働きたくても保育園難民に……。そんな私のキャリアはどうなる?

2024年1月23日

  • 働く女性のリアルな声を聞く企画。2人目は、内装施工管理会社の正社員として働く奥田真美さん(38歳)です。

    ここにたどり着くまでには数社の転職に加え、プライベートではシングルマザーになるなど紆余曲折がありました。今の仕事への思いをおうかがいします。


    スマート フォンを持つ女性

    工学部を出て、やりがいを求めて3度の転職。それでも妊娠を機に辞めることになり…


    編集部:現在のお仕事について教えてください

    奥田さん(以下、奥田):内装施工管理会社の事務です。資材の発注、データ入力、支払書類作成、図面作成、電話応対などを担当しています。

    勤務時間は基本は9:00~17:30ですが、コロナ禍を経て時差出勤ができるようになり、今も8:30~17:00で勤務しています。正社員で、お給料は額面の年収で370万円くらいです。


    編集部:現在の会社は、派遣社員からのスタートだったとか?

    奥田:そうです。紆余曲折ありまして…。

    大学は工学部でした。リフォームとかリノベに興味があって、新卒で不動産業界に就職しました。でも、仕事は店舗でのいわゆる普通の営業だったので、思い描いていたのとは違うかなと思って、半年くらいで辞めました。

    退職後、半年間、建設コンサルタント会社に派遣で入って、そこでCADの応援オペレーターをやりました。CADは大学の時に少し扱ったことがあったですが、ここでの経験が後で役に立ちました。

    編集部:その後はずっと派遣で仕事をしてきたのですか?

    奥田:いえ、ものづくりがしたいという気持ちがあったので、革製品のメーカーに転職しました。そこでは企画から制作までやらせてもらって楽しかったです。

    でも、その会社が傾いてしまったんです。退職せざるを得なくなってしまって。面白くて好きなことでお金を稼ぐのって難しいなと痛感しました。

    その後、ノベルティグッズを制作する会社に入りました。ぬいぐるみとかうちわとかそういうグッズです。商品の企画などを担当しました。

    ただその頃、結婚して妊娠したんです。入社6ヶ月目での妊娠だったので、試用期間ということもあったと思いますが「半年で産休なんてダメ」と言われてしまい、退社することになりました。

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