親子と寄り添う保育士の仕事。もっとやりたい!でも時間が無い!毎日感じるジレンマをどう解決するか?
2024年1月23日
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さまざまな困難がありつつも、自分らしく働く道を模索している女性を取材している本企画。今回は、保育士の東智子さん(仮名・38歳)です。子どもとお母さんに寄り添いたいというライフワークを見つけ、自分の家庭も守りながら、仕事を続けています。
障がいのある子の保育。親の気持ちをどう支えてあげられるか、毎日悩みました
編集部:保育士としてお仕事をされていますが、この仕事を志したきっかけを教えてください。
東:高校性の頃から障がい児施設のボランティアに行ったりしていて、それで興味を持って保育士を目指すようになりました。
短大を卒業した後、一般の保育園に勤めました。その後、アパレル関係の仕事をしたこともあったのですが、やっぱり私は保育の仕事がしたいんだと気づいて。
ハローワークで探していたところ「市の契約職員として肢体不自由児の施設はいかがですか?」と声がかかり、計4年、施設で働きました。
編集部:一般の保育園とは違いますか?
東:車椅子が必要だったり、寝たきりだったりなど、肢体が不自由な子は、親子で一緒に通園することがほとんどです。
保育の合間にリハビリをします。理学療法士、作業療法士、言語療法士、心理士さんもいて、その一貫に保育がある形になります。
私は0歳児も担当していたのですが、生まれてすぐ障害があってそのまま入院した子もいます。そのお母さんとお話する機会もありました。
保育士はセラピストやお医者さんより身近だったりするので、親御さんと直接話をすることも多くて。それで「今ちょっとしんどそうですよ」とか、セラピストさんに伝えたりしながら一緒にやっていました。