転職したいけれど、小さな子どもが2人。何の取り柄もない。……そんな私に仕事はありますか?
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相談者のまさみさんは0歳と3歳の子どものお母さん。「子どもが育つまで転職を待ったら40歳を過ぎて仕事がなくなるかも」と焦っています。キャリアコンサルタントの田中美和さんは「今後、自分がどう働きたいかを知ることが必要」とアドバイス。そのために今やるべきこととは?
「自分には強みがない」とみんな言うけれど、強みがない人は基本的にいません
田中:転職に対して迷いがあるなら、自分はどうしたいかを明確にするためにも「自分を知る」ことが大事。転職する際の強みって何かな、とかですね。
まさみ:でも人に誇れるような強みってないので……。あったとしても「これが私の強みです」とアピールするのって、なんか気が引けます。
田中:皆さん「強みがない」とおっしゃるんですが、そんなことは全くなくて。これまで多くのご相談に乗りましたが、強みがない人は基本的にいませんよ。
編集部:キャリアコンサルタントの田中さんから見て、まさみさんの強みって何ですか?
田中:車関係の会社では少人数で協力体制を築き、事務や接客など幅広い業務をこなして14年のキャリアを積んだこと、年配の方への寄り添い力の高さがあって、お客さまが野菜を届けてくれるほど仲良くなれること、好奇心旺盛でFPや宅建、福祉住環境コーディネーターなど新しい知識を学ぶ力があることなどは立派な強み。面接でのアピールポイントです。
まさみ:ありがとうございます。そういうところも強みと言っていいんですね。