食費の予算はどう立てるのが正解? 節約しやすい予算の立て方と運用のポイントを専門家が解説
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食費の予算は何を基準に立てるのが良いのでしょう?そして、節約力ややりくり力がアップする食費の使い方とは?節約アドバイザーの丸山晴美さんに、食費の予算の立て方と運用方法の基本を聞きしました。
なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年3月時点の取材情報を基にしています。みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。
お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「食費の立て方&使い方」!食費の予算を立てるときに最も重要なポイントとは
食費の予算の立て方には、いくつか方法があります。一般的なのは手取り収入を基準に算出するもので、収入の15~20%が目安と言われています。例えば、手取り40万円なら6~8万円が目安です。
でも、同じ収入でも家族構成などによってかかる食費は違います。そこで、私が以前からおすすめしているのが、「1人月2万円、家族4人なら月8万円」という予算です。
これは基本的に自炊をメインにやりくりをしている家庭が前提で、米代は別です。食費をしっかり節約してやりくりしたいという人は、この予算で自炊を頑張ってみることをおすすめします。
ただし、仕事が忙しくてどうしてもデリバリーが多いという家庭もあるでしょう。料理のスキルや近くに安いスーパーがあるかなどによっても、必要な食費は変わってきます。食費が多くなる場合は、別の費目の予算を減らすなどして調整をしましょう。
「1人月2万円」はあくまで目安ですので、生活スタイルに合わせて調整をしてください。その際に必ず気をつけてほしいポイントがあります。それは「その金額でバランスの良い食事ができるかどうか」という点です。
節約にばかり目が向いていると、おかずの品数や量が減ってバランスの悪い食事になりがちです。それで健康が損なわれては「食」本来の意味が果たせませんし、体調を崩して病院にかかれば出費も増えます。
食費の予算を立てるときは、「健康が保てるバランスの良い食事が用意できて節約にも繋がる金額」にすることが大切です。ただし、食材の質にこだわり過ぎると食材費が高額になる傾向がありますので、その場合は収入とのバランスも考えましょう。