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「低血糖」とはどのような症状?~原因や高血糖についてもわかりやすく解説~

  • 急に冷や汗が出たり、手が震えたりしたことのあるあなた。その症状は低血糖によるものかもしれません。

    糖尿病でインスリン注射や薬を服用している方は、低血糖を起こしやすいです。そのため、低血糖の予防や対処方法を知っておくことが大切なのです。

    そこで、今回は低血糖についてお伝えいたします。症状や原因も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。


    低血糖とは


    低血糖とは、血糖値が低くなった状態のことです。

    ちなみに血糖値は、血液中に流れているブドウ糖の量を示す値のことです。血液中のブドウ糖は、全身の細胞に移動してエネルギーとして使われます。

    健康な方は自然と血糖値の調節をしているので、極端に血糖値が下がることはありません。ところが、血糖値を下げる薬を使用している糖尿病の方は、血糖値が下がりすぎて低血糖になることがあるのです。


    ●どのような症状がみられるのか
    低血糖になり始めの段階では、

    ・体のだるさ
    ・冷や汗が出る
    ・手の震え
    ・動悸

    といった症状が出るといわれています。この段階での血糖値の目安は70mg/dL以下です。

    そして血糖値がさらに低くなり、50mg/dL程度になると、

    ・頭痛
    ・目のかすみ
    ・集中力の低下
    ・生あくび

    などの症状があらわれ、もっと血糖値が下がり50mg/dL以下になると意識がなくなることもあります。


    ●無自覚低血糖の場合も
    普段から低血糖になりがちな方や自覚の少ない方は、冷や汗などの症状が出ないまま気付いたときにはかなりの低血糖になっていることがあります。

    低血糖は危険な状態なので、できるだけ早く対処が必要です。


    ●糖尿病は高血糖になるんじゃないの?
    たしかに糖尿病は血糖値の高い状態が続くことで、引き起こされます。

    しかし糖尿病の方が高血糖になるのは、インスリンという血糖値を下げるホルモンの作用が十分でないためです。そのため糖尿病の方は、注射や薬でインスリンの働きを補うことがあるのです。

    そして、治療の過程で低血糖になる可能性があります。

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