どうして飛散開始「前」に花粉を感じるの?今知っておきたいポイントを気象予報士が解説!
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毎年2月頃になると、テレビやネットのニュースで「今年の花粉の飛散が始まりました」という報道を聞いて憂鬱になる人多いのでは。
でも、「飛散開始」のニュースを聞く前から、なんとなく鼻がむずむずする…そんな経験はありませんか?
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、早めの対策が肝心な花粉について今知っておきたいポイントを解説します。飛散開始「前」でも花粉は飛んでいる!
ニュースで花粉の「飛散開始」を報じる基準は、「1平方センチあたり1個以上の花粉が2日以上連続で観測されたとき」となっています。
1平方センチという小さな小さな面積に花粉1個以上ということは、単純に外をちょっと歩いただけでもかなりの数の花粉と遭遇しそうだ…ということは想像できますよね。
つまり、「飛散開始」とは「わりとしっかり花粉が飛び始めています」ということ。
そうなると、飛散開始前に花粉症の症状が出ることは十分あり得るのです。