あの苦味やえぐみには名前があった!春野菜を賢く味わいつくすコツを野菜ソムリエが解説
-
菜の花やタケノコ、そして山菜の仲間など、春に旬を迎える野菜には独特に苦味やえぐみがありますよね。
じつはこういった苦味やえぐみには、ひとつずつちゃんと名前があり、体にうれしい効果のある栄養素たちです。
でも、苦すぎるのは食べづらいし、できるだけ苦味を避けながら、うまい具合に栄養素のプラスの部分を利用したいところ。
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、春野菜を賢く味わいつくすコツを解説します。じつはポリフェノールの仲間!ふきのとうの「フキノール酸」
ふきのとうの苦味成分を構成するのは、「フキノール酸」などのポリフェノールの仲間の物質です。
ポリフェノールは皆さんご存じのとおり、抗酸化作用があり、腎臓や肝臓の機能を高めてデトックス効果が期待できたりと、うれしいことが多い栄養素。
とはいえ苦すぎるふきのとうはちょっと…という人が多いと思いますので、お店でふきのとうを買うときは、つぼみの先端ができるだけ開いていないものを選びましょう。
つぼみが閉じている状態のものを買ってきて、天ぷらなど調理に使う際に手で優しく開くのがおすすめです。