春キャベツは「若いうちに収穫したキャベツ」ではない!違いと選びかたを野菜ソムリエが解説
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毎年、春本番を迎えるとスーパーの店頭に並ぶようになる春キャベツ。
だいたい3月から5月頃にかけて出回り、やわらかくてみずみずしい葉が魅力的な春キャベツですが、なんとなく「ふつうのキャベツを早めに収獲したものかな?」と思っていませんか?
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、冬と春のキャベツの違いと、選ぶときに覚えておくべきポイントを解説します。そもそも品種が違った!
春キャベツと同じ時期にスーパーに並ぶ野菜として新じゃが(新じゃがいも)がありますが、新じゃがの場合、通常のじゃがいもを早めに収獲して乾燥させずに出荷したものなので、品種は変わりません。
じゃがいもの品種と言えば男爵いもやメークインですが、「男爵いもの新じゃが」や「メークインの新じゃが」がそれぞれ存在する、という具合です。
一方、キャベツに関しては、通常のキャベツを早めに収獲したら春キャベツになる…というわけではありません。
冬に旬を迎える通常のキャベツとは、そもそも品種が異なるのです。