春にも"梅雨"がある!おいしそうな名前の梅雨をすごすためのポイントを気象予報士が解説
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梅雨といえば毎年6月ごろから7月ごろにかけての長雨の季節ですが、じつは春にも"梅雨"という言葉を使うことがあります。
しかも、なんだかおいしそうな名前の"梅雨"なんですが…、本来の梅雨とは異なる注意点も。
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、春の"梅雨"を快適にすごすためのポイントを解説します。菜の花とタケノコ
菜の花とタケノコといえば、日本の伝統的な食材で、春から初夏にかけて楽しめる旬の味覚ですよね。
じつは、その葉の花とタケノコの名前を冠した"梅雨"があります。
その名も「菜種梅雨」と「タケノコ梅雨」です。
「菜種梅雨」は3月の半ばから4月のはじめごろにかけて雨の日が続く現象のこと。
そして、「タケノコ梅雨」は5月ごろの天気に使われる言葉です。体調をくずしやすい!「菜種梅雨」
「菜種梅雨(なたねづゆ)」は3月半ばから4月にかけて、ちょうど菜の花が咲く時期に、一時的に雨や曇りの日が続く現象です。
6月ごろにやってくる本来の梅雨と比べると期間は短く、1週間程度で終わることがほとんど。
ただ、注意したいのは寒暖差です。
3月から4月ごろはもともと気温のアップダウンが大きい時期ではありますが、「菜種梅雨」の雨雲が少し南にずれたり北にずれたりすることで、1日に10℃くらい気温が変わるような、大きな寒暖差を生むことがよくあります。
もともと雨や曇りの日に頭痛や関節痛などが生じる人は多いと思いますが、そこに寒暖差が加わることでさらに体調をくずしやすくなります。
できるだけこまめに天気予報を確認して、気温や天気が大きく変わるようなタイミングは、無理をしないように気をつけましょう。