「新茶=5月」とは限らない!?新茶はほかのお茶と何が違う??日本茶をめいっぱい楽しもう!
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新茶と聞くと、いつのイメージでしょうか。
「夏も近づく八十八夜~」という有名な歌詞もあり八十八夜は5月のはじめなので、5月のイメージを持つ人が多いかもしれません。
でも実際は、新茶には意外な一面も…!
今回は、「味は狭山」で有名な狭山茶のアンバサダーも務める、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが解説します。新茶はいつ出る?
じつはそもそも、お茶の収穫は年1回だけではありません。
たいていの地域では、年3~4回の収穫が行われ、それぞれ「一番茶」、「二番茶」、「三番茶」といった具合に呼ばれます。
そして、「一番茶」の時期に収穫された、その年最初のお茶が「新茶」と呼ばれるのです。
ただ、私たちがふだん飲む日本茶の生産地は九州から北陸にかけてかなり広い範囲に分布しているため、ひとくちに「一番茶」と言っても収穫の時期がずれます。
そのため「一番茶」つまり「新茶」は3月から5月頃にわたって出荷され、私たちは意外と長い期間、「新茶」を楽しめるのです。