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「すい臓がん」の発生リスクが"非常に高い"人の共通点とは?注意すべき身体の症状も解説

2024年7月2日

  • 「すい臓」と聞いて、どのような臓器なのかすぐに思い浮かびますか。すい臓の機能や、自覚症状の少ないすい臓がんについて、四谷内科・内視鏡クリニック院長である高木謙太郎氏に聞きました。


    Q.すい臓がんとはどのようながんですか


    すい臓は胃の後ろ側、脊椎(せきずい)の前に位置する、成人で長さ約15~20cm、重さ約60~100gの臓器です。食べ物の消化に関与する消化酵素を分泌したり、血糖値を調節するホルモンを分泌したりしています。

    すい臓がんは、すい臓細胞から発生するがんです。「腺がん」という組織型がほとんどで、多くは膵管(すいかん)に起こります。初期の段階からすい臓の周りのリンパ節や肝臓に転移しやすく、腹膜播種(ふくまくはしゅ:腹腔内(ふくくうない)にがん細胞が広がること)が生じる場合があります。

    すい臓がんは初期段階では症状に乏しく、進行すると腹痛・背中の痛みなどが認められるようになります。


    Q.すい臓がんになりやすい人には、どのような特徴がありますか

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