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【医師監修】血糖値とダイエットの関係~急上昇を防ぐ食べ方で太りにくい食生活に~

2024年7月4日

  • ・血糖値を上げなければ太らない
    ・糖質を制限すれば痩せる

    このような話を聞いたことはありませんか?

    摂取カロリーよりも消費カロリーが上回れば痩せる、ということはご存じの方も多いでしょう。ところが実は、血糖値の変動とダイエットにも深い関係があるといわれています。

    そこで、今回は血糖値とダイエットの関係についてお伝えします。血糖値を上げにくい方法もまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。


    なぜ血糖値とダイエットが関係あるのか


    血糖値を下げるホルモンのインスリンには、血液中に余ったブドウ糖を中性脂肪として体に蓄える働きがあるからです。

    血糖値の急上昇が続き中性脂肪が増え過ぎると体重増加や肥満につながることから、血糖値はダイエットと関係があるといえます。

    さらに、血糖値が下がりすぎて空腹を感じることもダイエットと関係します。


    ●血糖値の急上昇で太る仕組み
    私たちがご飯やパンなど糖質の多い食事を摂取すると、糖質が分解されてブドウ糖となり血液中に取り込まれて血糖値が急上昇します。そして急激に上がった血糖値を下げるために、インスリンが分泌されます。

    ブドウ糖はインスリンの働きで血液中から肝臓や筋肉などの細胞内に取り込まれ、エネルギーとして使えるようになるのです。ところが血液中のブドウ糖が多すぎると細胞に取り込みきれず、ブドウ糖が血液中に余ります。

    すると、インスリンが血液中に余ったブドウ糖を中性脂肪に変えて調整します。中性脂肪が増えると肥満を招く可能性があるので、血糖値の急上昇は太る原因になるといえるでしょう。


    ●血糖値が下がりすぎてしまう
    甘いものやパンなどの糖質が多い食べ物を摂った後、2~3時間経つと空腹を感じたことはありませんか?

    これは食後に急上昇した血糖値が下がりすぎた結果起こった、反応性低血糖という状態です。私たちの体は血糖値が下がると空腹を感じ、食事や間食を行う行動につながります。

    下記は、弊社の健康管理アプリ「シンクヘルス」で健康な女性スタッフ(20代)の血糖変動を記録したグラフです。

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