不眠は糖尿病のリスクを高めるって本当?睡眠不足解消のポイントも紹介
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当記事の執筆は、管理栄養士 佐藤久美が担当しました。
最近、よく眠れていますか?健やかな睡眠は、心身の休養や健康のために欠かせません。
睡眠不足の状態が続くと、糖尿病など生活習慣病のリスクが高まることもわかっています。
そこで今回は、不眠と血糖値の関係について解説していきます。
睡眠不足解消のコツもお伝えしますので、血糖値の気になる方や不眠に悩む方はぜひ最後までご覧ください。睡眠不足は血糖値の上昇につながる?
睡眠不足が慢性化すると、血糖値を上昇させる「糖質コルチコイド」というホルモンが過剰に分泌されます。
そのため睡眠不足の原因となる入眠困難や途中覚醒、早朝覚醒など不眠症状のある方は、よく眠れている方に比べて糖尿病になるリスクが1.5~2倍になるとわかっています。
なお熟睡できない原因の1つに挙げられるのは、睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に呼吸が止まったり、呼吸の回数低下が頻繁に起こる病気のことです。
睡眠時無呼吸症候群になると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効き具合まで低下します。ゆえに睡眠時無呼吸症候群では、血糖値がより上昇しやすくなるのです。