若い頃のダイエットが骨折の原因に!?知らぬ間に進行する女性の「骨粗しょう症」に注意!
-
高齢者の病気というイメージが強い「骨粗しょう症」ですが、実は歳を取ってから突然かかるものではありません。
知らぬ間に進行し、特に女性は注意が必要な「骨粗しょう症」の原因や健康リスクについて、多数の医療・健康施設を運営するオルソグループの会長で、整形外科医の鞆浩康氏に聞きました。Q.骨粗しょう症とはどのようなものですか
骨粗しょう症は、骨の密度と質が低下し、骨が脆く(もろく)なって骨折しやすくなる病気です。高齢者や閉経後の女性に多く見られ、無症状で進行するため、気づかないうちに悪化することがあります。
骨粗しょう症の発症には、カルシウム・リンやマグネシウムなどのミネラル、骨の基盤となるコラーゲンを構成するタンパク質が大きく関わっています。これらの栄養素が不足すると、骨の強度が低下して軽い衝撃や転倒でも骨折しやすくなります。
骨折は背骨・股関節・手首などに頻発します。特に背骨では痛みを伴わず「知らない間に骨折を起こしていた」ということもあります。