今日は何時間座っていますか?毎日の「座りっぱなし」が招く深刻な健康トラブルとは
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デスクワークやパソコン作業で、気づけば1日の大半を座って過ごしている……なんてことはありませんか。
実は、長時間の座りっぱなしは、心身の重大なトラブルを引き起こしかねない危険な行為なんです。
今回は「座り過ぎ」が私たちに及ぼす悪影響や対処法について、なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック院長の樋口直彦氏に聞きました。Q.座り過ぎが健康に良くないとされるのはなぜでしょうか
長時間座り続けていると、筋肉がほとんど使われなくなります。筋肉が使われないと、体内のエネルギー消費が少なくなり血流が悪化して、糖や脂肪の代謝が効率的に行われなくなります。
その結果、肥満や糖尿病・心血管疾患のリスクが高まります。また、姿勢が悪くなることで腰痛や肩こりも引き起こされます。
これが、座り過ぎが健康に悪いとされる理由です。Q.座り過ぎが原因で起こる健康トラブルには、どのようなものがありますか
座り過ぎが原因で起こる主な健康トラブルには、以下のようなものがあります。
・心血管疾患(心臓病や高血圧)
・糖尿病
・肥満
・メンタルヘルスの問題(うつ症状やストレス)
・筋骨格系の障害(腰痛や首や肩の痛み)
・深部静脈血栓症(特に長時間動かないと血栓ができやすくなる)