ダイエット中のコンビニ活用術!〜選び方や具体例を管理栄養士が解説~

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当記事の執筆は、管理栄養士 佐藤久美が担当しました。
「コンビニにもダイエット食はあるのかな?」
ダイエット中は、食べるものに気を使うことも増えるでしょう。
一方で、自炊したりスーパーに行ったりする時間や余裕がないこともありますよね。
そんなとき身近なコンビニ食品を活用できたら、ダイエットも続けやすくなるでしょう。
そこで今回は、ダイエット中の方に向けてコンビニ食の選び方を解説します。
オススメの商品についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。ダイエット向けコンビニ食の選び方
コンビニ食でダイエットするコツは「カロリー表示をチェックする」と「主食・主菜・副菜を揃える」ことです。
さっそく詳しく見ていきましょう。
●カロリー表示をチェックする
ダイエット中にコンビニを利用するときは、カロリーなどの栄養成分表示をチェックしましょう。
なぜならコンビニには、揚げ物やご飯を多く含む弁当や菓子パンなど高カロリーな商品もあるからです。
たった1つのパンで500kcalを超えるものもあり、これはデスクワーク中心の女性1食分のカロリーに相当します。
ちなみにデスクワーク中心の場合、1食あたりの摂取カロリー目安は下記の通りです。
・男性:667~800kcal
・女性:466~667kcal
ダイエット中はご自身に必要なカロリーを把握し、それを超える量は食べないように調整しましょう。
その際に役立つのが、パッケージに記載されているカロリー表示というわけです。
●主食・主菜・副菜を揃える
摂取カロリーを意識できるようになったら、栄養バランスにも配慮してみましょう。
栄養バランスを整えることで、摂取した栄養が効率よく使われ、痩せやすい体になるからです。
細かい栄養素を気にするのは大変ですから「主食・主菜・副菜」を揃えることから始めてみましょう。
・主食:ご飯、パン、麺など(主に糖質を含む)
・主菜:肉、魚、卵、大豆製品など(主にたんぱく質を含む)
・副菜:野菜、きのこ、海藻など(主にビタミン、ミネラル、食物繊維を含む)
なお糖質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
<おにぎりやパンだけにするとどうなる?>
主食・主菜・副菜を組み合わせずに、おにぎりだけなど糖質に偏った食事では食後の血糖値が急激に上昇しやすくなります。
食後はだれでも血糖値が上がります。しかし急激に血糖値が上昇すると、太りやすくなることもわかっているのです。
なぜなら血糖値が急激に上昇すると、インスリンというホルモンが大量に分泌されるからです。
血糖値を下げるホルモンであるインスリンは、同時に余分な糖を中性脂肪に変え、体に蓄える働きがあります。
したがってコンビニ食を利用するときにも、できるだけ「主食・主菜・副菜」を揃え、栄養バランスを整えましょう。