サンキュ!

「ただの腹痛」と侮れないのが食中毒。季節を問わず起こり、ときに死につながる重い症状を引き起こすこともあります。

食中毒の原因や症状、正しい予防策について、消化器病専門医・内視鏡専門医で、天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニックの院長、安江千尋氏に聞きました。


Q.食中毒とはどのようなものですか


食中毒とは、細菌やウイルス、自然毒などがついた食べ物や飲み物を口にすることで、体調不良を引き起こす病気を指します。症状は、下痢・吐き気・嘔吐・腹痛・発熱などですが、原因によって症状の出方や重さは異なります。

夏のように温度や湿度が高い時期に多く発生するのが、カンピロバクターやサルモネラなどの細菌性の食中毒です。

一方、冬はノロウイルスなどによるウイルス性の食中毒が多くなります。

食中毒は正しい知識を持ち、毎日の衛生管理をしっかり行うことで防げる病気です。


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