
「老け見え」の原因は、シミやシワだけではありません。見た目年齢を左右するスキンケアやメイク、姿勢・表情の落とし穴を、日本橋いろどり皮ふ科クリニックの院長である横井彩氏に聞きました。
Q.どんな肌トラブルが「老け見え」の原因になりますか
肌の悩みは誰にでもありますが、実は自分が気にしているトラブルが、他人からはほとんど見えていないことも少なくありません。
例えば、多くの人が気にする毛穴の開き。鏡でじっと見つめて悩みがちですが、目の前で話していても、他人にはほぼ見えていません。
一方で、「老け見え」しやすいのは、数m離れていても目に入るトラブルです。
例えば
・濃いシミ
・目のまわりのくすみ
・小ジワや深いシワ
・フェイスラインのたるみ
などが挙げられます。
これらのトラブルは最初に目がいきやすく、パッと見たときの印象を実年齢より上に感じさせます。
また、スマホを長時間見続ける姿勢や、無表情で過ごす時間が長く続くと、あご下のたるみやほうれい線の深まりにつながります。また、眉間のシワは貫禄のある印象を与えてしまいます。
「若く見えること」だけが正解ではありませんが、年齢を重ねても若々しい印象を持ち続け、いきいきとした表情でいたいですよね。