
秋になると食卓に並ぶ【さんま】は脂がのって美味しい旬の恵みですよね。
実は、さんまには猛暑のダメージが残りやすい秋の体調を整える力があるんです。そんな秋の体調管理にさんまを上手に活用する方法を看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。
秋の体調管理に嬉しいさんまの力とは?

秋は夏の疲れが残りやすく、気力や体力が落ち込みがちな季節です。
薬膳では、さんまは「血を補い、巡りを良くする」食材として活用します。血行を促すことで、疲労感の回復を助け、乾燥で荒れやすい肌や粘膜の潤いを守ってくれるんです。
栄養学的にも、貧血を予防改善する鉄分や血液をサラサラにする成分が豊富に含まれていることがわかっています。
また「気」というエネルギーを補って疲れを癒したり、食欲不振などの胃の不調改善の効果も期待できたりします。