【旬食材】パプリカは色ごとに味も栄養も違うって知ってた?国産の旬を堪能するコツを野菜ソムリエが解説
-
ふだんは輸入ものが中心だけど、初夏から夏本番にかけては国産が多く出回るパプリカ。
黄色やオレンジ、赤など複数の色がありますが、何色を買うかどうやって決めていますか?つくる料理の見た目か、あるいは好みでしょうか。
じつはパプリカは色ごとに、味も栄養も違います。
今回は、気象予報士と料理人の2足のわらじを履くライター・植松愛実が、国産パプリカの季節をめいっぱい味わうためのコツを解説します!βカロテンがたっぷり!赤パプリカ
赤色があざやかな赤パプリカは、唐辛子にも含まれるカプサンチンや、にんじんなどオレンジ色の野菜に含まれるβカロテンが豊富。
とくにβカロテンはほかの色と比べてダントツで多く含まれています。
カプサンチンは抗酸化作用のある物質で、新陳代謝も高めてくれるためダイエットの味方でもあります。
そしてβカロテンは肌や目の粘膜を守ってくれる物質なので、紫外線が気になる時期にぴったりです。
また赤パプリカは、パプリカのなかではもっとも糖度が高い種類です。
甘味が強いパプリカが好きな場合は、赤がおすすめです。