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すごく大きくなりますよ!難読漢字「楠」はなんて読む?

  • 日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。


    知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ


    すごく大きくなりますよ!難読漢字「楠」はなんて読む?

    サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。

    「きへん」に「南」と書いて「楠」。

    どこかで見たような見ていないような、さほどむずかしくはないけれど読みはなかなか出てこない漢字です。

    南に生えている木、というイメージになりやすいところですね。でもヤシなどといった、南国ならではの木ではありませんよ。

    日本国内で、わりとふつうに見られる木です。

    さて、なんと読むかわかりましたか?
    正解を知りたいかたは、もう少しスクロールしてみてくださいね。














    正解は……


    すごく大きくなりますよ!難読漢字「楠」はなんて読む?

    正解は「くすのき」でした!

    1つの漢字で「くすのき」と読ませるのは少し乱暴な気もしますよね。「~の木」と書いてほしいところです。

    もちろん「楠」を「くす」と読むこともできるのですが、現在では「くすのき」の読みのほうをよく見かける印象があります。

    「くすのき」はクスノキ科の常緑高木。成長してとても大きくなる木として知られています。高さ30mにもなることがあるのだとか。

    神社などに植えられると周りの建物より高くなり、ひと目で場所がわかることも多いです。目印にはぴったりですね。

    「楠」の字が「くすのき」をあらわすのは日本独自のもの。南から渡来したということで「南」の字が使われるそうです。比較的暖かい気候を好む木なのです。

    中国では、「うめ」や「ゆずりは」のことをさす漢字ですよ。

    「くすのき」の特徴としてはもう1つ、樟脳(しょうのう)がとれるというものがあります。樟脳には独特のにおいがあり、防虫剤によく使われます。

    かつては強心剤としても使われていました。樟脳は「カンフル」とも呼ばれるのですが、「カンフル剤」が「悪化した事態を一時的によくする即効性のある方法」といった意味で使われるのは、その時のなごりです。

    というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。

    ◆この記事を書いたのは・・・danngo
    国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。


    ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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