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待機電力を気にする人は古い!?この夏に本当にやっておきたい節電ポイントを節約のプロが解説

  • 待機電力とは、コンセントに接続された家電製品が、電源を入れていなくても消費する電力のこと。節約アドバイザーの丸山晴美さんは、「節電のために待機電力ばかり気にするのは、もはや時代遅れ」と言います。節電ポイントの昔と今について聞きました。

    なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年7月時点の取材情報を基にしています。



    みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

    お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「節電ポイント今昔」!


    家電の中で待機電力がもっとも多いのはテレビ…じゃありません!


    リモコンを使用する家電製品やパネル式の給湯器などは、使用していなくてもわずかに電力を消費しています。それが「待機電力」と呼ばれるもの。1つの製品の待機電力はわずかなものですが、チリツモになれば電気代もバカになりません。そのため「節約するには待機電力を減らすことが大切」と長く言われてきました。

    昔よく言われていて、今も信じている人が多いであろう「待機電力」と言えば、テレビでしょう。待機電力対策として、小まめに電源プラグを抜き差ししていた(している)かたも少なくないのでは?

    しかし、この対策は現在ではほぼ意味がないどころか、データ取得時の消費電力量を考えると、かえって逆効果になる可能性もあるやってはいけないNGテクです。

    では、現在の家電の中で待機電力がもっと大きいのは何かというと……なんと給湯器のパネルです。昔は給湯パネルのスイッチを1日中オンにしておくのがふつうだったため、待機電力はかなり大きくなったわけです。

    しかし、最近の給湯パネルは、時間が経つと自動でスイッチがオフになるものが増えており、待機電力量も減少傾向にあります。自動でオフになるタイプでないのなら、こまめにスイッチを切ったほうがいいですが、自動でオフになるなら給湯パネルの待機電力はそこまで気にする必要はないでしょう。

    とは言え、意識することは大切ですので、家族全員の入浴が終わったら、スイッチをオフにする習慣を家族で共有できるといいですね。

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