「あればあるだけ使ってしまう」から脱却するための4ステップとは【お金の専門家が解説】
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貯められない人にはいくつかタイプがありますが、その1つが「あればあるだけ使ってしまう」人。ムダ使いはしていないつもりなのに気づくとお金がなく、貯められません。こういう人が、そこから脱却して貯められる人に変わる方法を、節約アドバイザーの丸山晴美さんに聞きしました。
なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年8月時点の取材情報を基にしています。みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。
お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「あるだけ使うを脱する法」!「あるだけ使う」脱却ステップ1:買い物を可視化する
気をつけているつもりなのに結果的にあればあるだけ使ってしまう、という人はけっこういます。実は私も昔はそうでした。
そこで、そういう状態から脱する方法を、自身の体験も含めてお話ししたいと思います。
私があればあるだけ使う自分から脱したのは、「お金を貯めて家を買いたい」と思ったことがきっかけでした。そこでまず、普段の出費に着目。買い物のときにレシートを取っておき、その日買ったものを紙に書き留めるようにしました。
1カ月分のメモがたまったところで、必要なものには◯、必要だけど節約の余地があるものには△、買わなくても問題なかったものには×をつけました。
すると、なんと×がついた品物が3万円分もあったんです。つまり、毎月3万円前後はムダ買いをしていたということです。
あるだけ使う人の多くは、ムダなものなど買っていないと思っているでしょう。私もそうでした。でも、実際は違います。紙に書き出すなどして「可視化」することで、客観的に自分のムダに気づくことができます。
また、×が多くついたレシートのお店に注目して、そのお店へできるだけ行かないようにするだけでも、ムダ買いを抑えることができます。
自分自身の消費行動を理解して、ムダな買い物をしないように対策をすることが、貯まる仕組みを作る近道でもあるのです。