あるだけ使ってしまう人の特徴とは? 残せない、貯まらない原因をお金の専門家が解説
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ムダ買いなどしていないのに、給料日前にはお金がなくなって貯金もできていないと嘆いている人。実はそれ、「あるだけ使ってしまう」癖かもしれません。実は節約アドバイザーの丸山晴美さんも、かつては「あるだけ使ってしまう」人だったとか。あるだけ使ってしまう人の特徴をお聞きしました。
なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年8月時点の取材情報を基にしています。特徴1:思考が常に消費に向いている
お金がなかなか貯められない人の中には「あるだけ使ってしまう」というタイプの人が一定数います。実は、かつて私もこのタイプでした。
当時を思い返すと、買い物をする際に「本当に必要なものか」を考えていませんでした。通販カタログを見て「これ、カワイイ!」や「テレビや雑誌で紹介されていた」など興味本位で買ったり、お得ハンターになって安い物を買いだめしたり。そうして「あったらあったでいいけどなくても困らない」ものをちょこちょこ買っていたんです。
これではお金は貯まりませんよね。でも、当時の自分はそれに気づいておらず、貯まらないのは「1人暮らししているから」「収入が少ないから」など状況のせいにしていたんです。
かつての私のように、消費にばかり目を向けている人は、あるだけ使ってしまう人の典型タイプ。SNSを閲覧しながら「お金が入ったら話題のレストランへ行こう」や、「ボーナスが入ったら何買おう」などと考えている人もこのタイプです。
一方、「お金が入ったら貯蓄をしよう、NISAで追加投資をしよう」と、貯蓄に思考が向く人は貯まる人。思考の方向で大きく差がつくのです。